奪還屋 小説
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少々欲しいものがありましたので、近くの店に買物に行ったところ偶然美堂君に会いました
「おや、美堂君…お買い物ですか?」
「あ…赤屍?!な、何も買ってなんかねぇよ!!」
そう言うと彼は逃げるように私の前から去っていきました
…きちんとレジで会計を済ませて、店を後にしたようでした
何と言うか…微笑ましい気分になりました
と、同時に何をお買いになったのかが気になって仕方がありませんでした
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いるかどうかは不安だったのですが、美堂君に会いにHONKY-TONKに足を運びました
ドアを開けると美堂君が何やらアルバイトの女性に聞いていました
内容は聞き取れませんでしたが…
私に気付くと顔を赤くしながら俯き、何も話さなくなってしまいました
…私は嫌われてしまったのでしょうか?
今日はろくに会話もせず別れました
…少しむしゃくしゃしたので、裏新宿某所で何人かを帰らぬ人にしてしまいました(苦笑)