REBORN! 小説
□その1
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ﾊﾞﾚﾝﾀｲﾝﾃﾞｰ
好きなﾔﾂにﾁｮｺをやる日
手づくりだろうと
そうじゃなかろうと
とりあえず気持ちさえ込めとけば良い系だろ…?
日頃の恨み…とか､な
-苦くて甘い､いたずら心-
ぁ､今日…ﾊﾞﾚﾝﾀｲﾝだ
気付いたら､もう放課後
そういや野球馬鹿の阿呆が人の周りをいつも以上に歩いていてｳｻﾞかった
そーいうこと､か
…別に…知っててもﾁｮｺなんざやるつもりもなかったけどな
煙草に火をつける
今は屋上だから気兼ねはいらない
…いや､普段から気兼ねなんてしてねぇが…
でも10代目が｢学校で煙草は控えて｣っておっしゃるから
そうそう､10代目…今日は寄るところがあるからって…先に帰ってしまった
いつもだったら一緒に帰っているのに
あぁ､そもそも…なんで俺はここにいるんだっけ
｢それもこれも…あの野球馬鹿が…｣
…10代目いないけど一緒に帰ろう､とか言い出すから
この俺がわざわざ部活終わるのを待ってやってるんだよ…