精霊のブローチ

□ぷろろーぐ
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真っ暗な公園。

つい先程日が沈み、あるのは街灯の灯りだけ。

そんな中…―

何か音がする。

それは誰かの声。

そう――泣いている。

静かにひっそりと。

手で顔をおおいつくして。

彼女は一人泣いていた。



そんなときだった。

声をかけられたのは。

「あなた、心に喜びがないわ。」


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