きまぐれSS

□おかんの苦悩
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はい、到着!!・・・えっ?何でこんなに早いかって?
そりゃ忍びだからに決まってるでしょ、ついでにかわいい息子のためならば・・・じゃなかった!!


可愛い主の為ならばたとえ火の中
水の中・・・って、そんなわけあるかー!!


さーて、俺様一人漫才やりに来たんじゃないんだよね。


政宗の旦那にお仕置きするために来たんだった。

「まーったく、どうしてこうもうちの旦那にちょっかいだすかな〜
、可愛いからって変なこと教えないでほしいよね、全く。」


おー、あった、あった!!
ここが政宗の旦那の部屋だな!!


よし、今日はびしっと言ってやるんだからね、俺様!!


「政宗の旦那〜、入るよ。」

「ちょっと、待て・・・今は入るな!!」


「はあ、何言って・・・・あっ、
ごめん。」


「何だ、武田の忍びじゃねえか。
こんな夜中にどうしたんだ。」

「えっ、いやさ〜、うちの旦那が
政宗の旦那にまたいかがわしい言葉を教わったみたいで苦情に来たんだけど〜取り込み中?」


「見たら・・・わか、ん・・・だろうが。」

「政宗様、毎度申しますがいい加減真田幸村にちょっかいを出すのはおやめください。」


「あのさ、お取り込み中悪いんだけど・・・SEXしながら人と話するのやめない?」


「むり・・・言うな、つーか、だったら・・・小十郎に・・、言え
よな・・。」


「政宗様今日という今日はじっくりその身に分かっていただきましょう、武田の忍び・・・それでいいか?」


「え、ああ・・・OKです。」

「じゃあ、悪いが今日のところは
引き上げてくれ。」


「んじゃあ、片倉の旦那よろしく頼むよ。」


あーs、俺様って何てタイミングがいいんだか、悪いんだか。


でも、これでうちの旦那に悪い虫がつかなくてよかった〜。

あれ・・・あー!!夕飯そのままだった!!


「佐助ーー!!まだ帰って来ぬのかー!!腹が減ったぞー。」


待ってて、旦那、今帰るからね。


こうして俺様は一日をこういう風にして過ごすのだ。

だが、言っとくからね、決して!
俺様は「おかん」じゃなーい!!
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