きまぐれSS
□おかんの苦悩
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「なあ、佐助・・・ちょっと聞きたい事があるのだが。」
「珍しいじゃん、旦那が俺様に聞きたい事があるなんて。」
「政宗殿から、教わったのだがどうにも其には理解できぬのだ。」
「ちょーっと、待ってくんない?
今・・・政宗の旦那からって言わなかった?」
「言ったでござるよ、何か問題でもあるのか?」
「あるに決まってるでしょ、旦那
〜!!いい、あの子はあんまし世間一般の常識から外れてるんだから、むやみに教わってきちゃダメ
です!!」
「あ、あの子って、佐助・・・政宗殿はあまり其と対して変わらない年齢だぞ?」
「それで旦那・・・一体政宗の旦那は何を教えたの?」
「ふむ、それがだな・・・自慰とは何なのだ?」
「・・・・旦那、本当にそれを教わったの?」
「教わったというより、政宗殿が
幸村もその年なら経験あるよな〜
というから、知らぬと申したら、
だったら佐助に教えてもらえと言われたのだ!!」
「旦那、今日ちょっとこれから出かけて来ていいかな。」
「構わぬが、こんな夜中にどこに行くのだ?」
「ちょっと、知り合いの所に相談があってね。」
「そうか、佐助も大変だな、では
さっきの質問は帰ってから聞かせてくれ。」
「あ、ああ・・・じゃ行ってくるから。」
まーったく、政宗の旦那ってばうちの子に変な事教えるのやめてほしいよね!!
絶対お仕置きしてやるんだから。
まずは、片倉の旦那にお説教してもらおう。
あの人も政宗の旦那が変なこと言ったっていえば、味方してくれるだろうし。
俺様は、夜中にも関わらず奥州に向けて走り出した。