忍U
□ヒナナル
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わたしの好きなあの人はとても人気がある。
男の子に。
「ナルト!」
「何だってばよサスケ!」
馴れ馴れしく腰を引き寄せる手。サスケ君それは立派な痴漢です。
「きゃ…っ」
「おっと…大丈夫か、ヒナタ」
「うっ、うん。ありがとう//」
転んでしまったわたしを助けてくれたナルト君。やっぱり優しくて素敵。
「わざとらしいんだよ…」
期せずして二人の間に倒れ込んだわたしに、わたしにしか聞こえないような小声で忌々しそうに吐きすてるサスケ君。でもそんなのは気にしない。
偶 然
ナルト君を魔の手から守れただけで私にとって幸せだもの。
「おっと、俺ってば今日日直だった!じゃあな、二人とも!!」
颯爽と去っていくナルト君。残念だけれど私はナルト君と同じクラスだから焦らない。それに他に用事もある。
「サスケ君、話があるの」