頂き物

□慟哭
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「嫌だっ!」

ボフンとベッドに投げられた悟浄は、逃れようともがく。

「今更、抵抗なんてしてんじゃねぇよ」

ギシッ…。

「明日は日曜だ。今日は眠れると思うな」

悟浄の腕を掴み、ベッドサイドの引き出しから拘束具を取り出す。

「いやっ…三蔵、やだっ!」
「大人しくしろよ」

ジャラ、と鎖が鳴る。
ベッドヘッドに繋がれた腕。

「っ……」

もう逃げられない。

悟浄を絶望が支配していく。

「ちゃんとくわえてるみたいだな」

ズボンの上から秘部を撫でられ、悟浄の身体がビクッと跳ねた。

「いい子だ、悟浄」

耳元で囁かれ、背筋にゾクゾクとした電流が流れる。

「期待してるんだろう?俺に、酷くされたいだろ?」
「ち、違っ……」
「違う?本当か?」

耳を舌が這う。
中に舌先が突っ込まれ、ピチャピチャという水音が聴覚を犯していく。

「もうギチギチで苦しそうだぞ?イキたいだろ?悟浄」
「っ……は…っに、いさ……」
「ん?」

楽しそうに微笑みながら、三蔵は悟浄の次の言葉を待つ。

「っ……こ、これ…取って…おね、がい…」

もぞっと足を動かす悟浄。

「取っていいのか?」

ベルトに手をかけながら、三蔵が問うた。

「うまそうにくわえてんのに」
「っ……は、ぁ…もう……苦しっ…」

涙目で訴える悟浄に、三蔵は目を細めて笑った。

「お前が外して欲しいのは、こっちじゃないのか?」

ズボンと下着を一気に下ろし、露わになった悟浄自身の先端を親指の腹で抉る。

「っひあぁああ!!」

ビクンと悟浄の腰が跳ねた。

イったのだと理解出来たが、射精は出来なかった。

自身の根元に巻き付けられた細いベルトが、悟浄の射精をせき止めているのだ。

「あぁ…あ…にぃさ……」
「最初にどっちかだけ外してやる。どっちがいい?悟浄」

片方の手は悟浄自身を扱き、もう一方は秘部を犯す玩具を揺する。

「ぃやああっ!やめっ…ふっあ……っっっ!!」

ビクン!ビクン!

「選べ、悟浄」
「ひっ、あっ、はぁ、っ……と…って…」
「どっちを?」

悪魔が、嗤う。

「っ……ベルト…とってぇ…」
「いいだろう」

玩具を弄る手が離れ、扱きながらベルトを外されていく。

「くひっ……っぁ、あ―――!!!」

緩められた瞬間、悟浄は弓なりになって目を見開き、射精した。

際限なく溢れる白濁。

「ひぃっ、ぁ、あぁあ…っと、止まんな…いぃ……」
「嫌々言っていたわりには、随分と気持ち良さそうだな、悟浄」
「あはぁっ…もぉ、許し、て……」
「許す?」

何をおかしな事言っているのだろう?
この愚かな義弟は。

「生まれながらの罪であるお前が許される日なんて……一生くるわけないだろうが」
「―――!!」
慟哭すればいい。

「…傷付いて、泣くお前を見せろ」

体を悟浄の頭の方へと移動させた三蔵が、悟浄の髪を掴み、無理矢理その口に自身を突き入れた。

「んぐっっ!!」
「ちゃんとしゃぶれよ?教えただろう?悟浄」

悟浄の頭を固定したまま、腰を振り出す三蔵。

「っ、っ、んぶっ、ぐっ」
「ほら、舌を使えよ」
「んんっ……ふぐ…ん…」
「いい子だ、悟浄」

頭を優しく撫でながら、三蔵は悟浄を追い詰めていく。

「っん…んぶ、ふぉっ……」

苦しい……苦しい……。

助けて…お義兄ちゃん……。

「っ…出すぞ……」

ズルリと糸を引きながら三蔵が引き抜かれる。

ドクンッ…と白濁を吐き出す三蔵自身。

「あ…あぁぁ……」

悟浄は口を大きく開けたまま、熱い飛沫を顔面に受ける。

「口に入ったのは飲めよ?」

支配者は嗤いながら命令を下す。

コクリと頷き、悟浄は口内にある白濁を飲み込んだ。

「精液を飲むなんて、とんだ淫乱だな…」
「っに…ちゃぁん……」
「ん?」

熱い…熱い……身体が…。

「あつ、い……たすけ、て……」

無意識に開いていく足。

「本当に……淫乱だな…まぁ、」


「そう仕込んだのは俺だが」



体を悟浄の足の間に置き、ぐっと膝に手をかけ限界まで足を開かせる。
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