立海大附属中
□理解。
2ページ/2ページ
『アナタの力になりたいのです』
…あんまり綺麗すぎちょること言われると、なんちゅーか。
…虫酸が走る。
結局それは『お前さん』のためにする行為であって、いわば自己満じゃ。本当に『アナタの力になりたい』なら、まず相手の望みを知ることじゃ…じゃろ?
今更な話、柳生のほとぼりが冷めるまでは話にならんじゃろうから。
久々に赤也と打つかのぉ。
俺はズルい。少しずつ首を締めさせよる。
最後には相手の一人相撲を眺めちょるだけ。
俺はズルい。
こうやって、柳生を傷つける要因を省いちょるんじゃから。
終。