小説:あなたに、逢いたい…


□【第8章】私の場所
2ページ/4ページ

でも、篤郎は私のモノじゃないから私がとやかく言える立場じゃない。
篤郎が真那と付き合っても私は何とも言えない。
ただ去ることしか出来ない。

 それから間もなくして真那の中での決心はついたみたいだった。
私は心にもないきれいごとを並べて応援したのだろう。
真那は告白した。
私は情けなくて、一人裏庭で泣いた。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ