小説:あなたに、逢いたい…
□【第7章】同じクラス
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「やったじゃん、篤郎」
私と篤郎は手のひらを合わせてパチンッと叩いた。
その後の席替えで、私は篤郎と真那から少し遠い所になって、篤郎は窓側で真那の後ろの席になった。
夏休みを二週間前に控えた日の晩、私は5時間迷った末、一番シンプルかつ素直なラブレターを書き終えた。
『篤郎が、好きです』
それだけ、ただそれだけ。
理由も言い訳も説明も、そんなのいらない。好き...ただ、それだけ...
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