小説:あなたに、逢いたい…


□【第6章】高校
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真那は美人で、それなのに馬鹿なことを平気で言って人を笑わせる子だからクラスでも人気者だった。
サラサラの長い髪が似合っていて、身長も私より高い。
まるで本当に私のお姉ちゃんみたいな存在で、真那も私を妹のように可愛いがってくれた。
 一方、篤郎は二年の先輩達を抜いて試合の選手に抜擢されるなど、
入部して間もないのにもかかわらず好成績をおさめ、部には無くてはならない存在となっていた。
それからは、ちょくちょく篤郎に試合を見に来いと誘われて、
真那を連れて何度か見に行った。
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