小説:あなたに、逢いたい…
□【第7章】同じクラス
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二年生になって、クラス替えの紙が廊下に大きく張り出された。
「沙知何組?」
真那は真剣な顔で私を見た。
「私2組だよ、真那は?」
「一緒だぁ、よかった。離れたらどうしようかと思ったぁ」
私達はその場で抱きあってはしゃいだ。
「沙知2組かぁ、俺も2組!」
そう言って篤郎は顔の前に大きくピースを作った。
やったぁ、また前みたいに楽しくなれる。そして、ちゃんと告白する。
私の決意はかたかった。
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