小説:あなたに、逢いたい…
□【第2章】好きな人
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その日から私は、ノートもまともにとれない程の緊張と、先生の話が頭に入らないくらいのお喋りに時間を潰した。
それもこれも篤郎が面白いせい。
話していることは全くもって馬鹿な話で、嫌いな先生の愚痴やお互いの似顔絵製作。
昨日見たテレビ番組の話や、恥ずかしかった体験談とか。
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