夢空間
□もう一つの宴〜依存するモノ〜
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もう一つの物語……
紡がれ……そして繋がり合う甘美な物語
互いに感じるのはどちらの体温?
そんな……甘い……夢のような時間の物語が紡がてゆくよ……
冰雨「ピオ君ナイス!!じゃあ、早速…………!!
っ、とと……ピオニー陛下ちょっと……」
ピオニー「ん?何だ?」
冰雨「(例の準備はバッチシだから、後は宜しくね!!いや、楽しんでね?)」
ピオニー「誰に言ってるんだよ……心配すんなって」
ジェイド「おや、管理人は陛下に何をヒソヒソと話しているのですか?」
冰雨「な、何でもなぁい!!じゃあ、行ってきまぁす!!」
ジェイド「やれやれ、居場所も分からないのに飛び出して行きましたね……ついでに言えば運転も出来ないくせに」
ピオニー「まぁ、いいじゃないか……俺らは酒でも呑んでようぜ?食前酒で悪いがな」
ジェイド「クスッ、そうですね……まだまだ時間は掛かりそうですし……
私たちはゆっくりと待っていましょうか」
ピオニーのジェイドのもう一つの物語は……ゆっくり、と……展開されてゆく……
そう、展開されてゆくんだ
これは、もう一つの物語……
水鏡冰雨がパーティーの為に招待客を迎えに行き、その間に行われた甘美な夢物語……
時間はあとどれくらい?
どれくらいの時間まで居られるの?
もう一つの物語が紡がれてゆくよ
キミと、貴方と……
これは……また違った物語
愛しいキミへ触れ合う為の口実
口実はやがて実を結ぶものだから
互いに互いを縛り付け……意識しあうもの……
そう、触れ合うにめ口実がいるんだ……
その些細な口実の身の中に……甘い果実が……広がるよ