夢空間

与える気持ち〜聖・バレンタインデー〜
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一年でもっとも相手にこの想いを伝える日って知ってるかい?


クスッ、そう……甘ぁい……“聖・バレンタインデー”だよねぇ?



こっちにも、そんな行事があるみたいなんだけど……僕も早速準備しようと思ってね?

……え?相手は誰だって?
ん〜、言ってもいいけどお楽しみがなくならないかい?


まぁ、せっかくだし……それじゃあヒントだけあげるね〜?



“ボクがひそかに恋い焦がれている可愛い子”
……としか言えないなぁ
あ、これは皆に言える言葉だけど……彼には特別だね


彼だけには特別の甘ぁいチョコレートを食べて欲しいからね?

クスッ、さぁて……ボクの甘ぁい想いを伝える為にも準備をしないとね



……“彼”と言うのは深読みをしてくれると嬉しいなぁ




























「え〜っと、生クリームと板チョコレートと……あと、飾りのチョコチップクッキー下さいな」



「おぅ、アルルちゃん……今日も可愛いねぇ!!
ほれ、クッキー少し多めにしといたからな!!」



「ありがとう、おじさ〜ん!!」



此処は街の中……
アルルは買い出しの為に街にある雑貨屋……
雑貨屋の中でも食料などを扱う店の中に来ていた

そこでアルルはある買い出しをしていた
メニューでも分かるが……そう、バレンタインデーの買い出した



額に赤い宝石……“ルベルクラク”を付けた黄色い動物……カーバンクルのカーくんはアルルの肩に乗って買い出すチョコレートに目を光らせていた


とりあえず……おじさんのご好意でクッキーを多めにしてもらえたし……満足のいく買い物だった



アルルはそんな商品を受け取る……雑貨屋から出て行く
どうやら、アルルもバレンタインデーの準備と言う事らしい……



誰にあげるのか……それだけは分からないが……
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