マナの雫
□〜5万打記念〜
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冰雨「あ〜てすてすてすてす……コホン!!
えぇ〜皆様……この度は5万打HIT有難うございま〜す!!本当に大感謝でありま〜〜す!!」
……シィィィン
冰雨の盛り上がりをよそに……会場から返ってくる沈黙
まるで会場が凍りついたと言わんばかりだった
冰雨「あ、あの……もしも〜し?私……凄く寂しい……うん、凄〜く寂しいよ……」
ジェイド「おやおや、もう始まっていたのですか?」
レムレス「気づかなくてごめんね〜?」
冰雨「……もの凄く棒読みだよね……うん、いいもん……分かってたもん〜!!」
シェゾ「おいっ、マイクで叫ぶな!!」
あやクル「この舞台に耳栓は必需品だぞ」
ペーター「もう準備してたんですか……」
冰雨「……あ〜ハイハイ……私のサイトの5万打よりも目の前の料理の方がいいんだね〜!!あぁ、そうかい!!」
シェゾ「何を当たり前の事を言っているんだ?」
あやクル「此処に呼んだのもパーティーがあるからだと言っていただろう?」
冰雨「パーティーはパーティーでも5万打記念パーティーだよ!!食べ放題のパーティーじゃないの!!」
ジェイド「おや、それなら早く言って下さいよ」
冰雨「……うっうっ、泣きたくなってきた……」
今のこの状況……
冰雨が用意したこの場所にて……“星霜魔鏡5万打記念パーティー”が行われていた
だが、ゲストはそれを……“食事パーティー”と勘違いして食べ始めていた
メインを吹っ飛ばしてのこの行動……
冰雨は情けない気持ちで複雑だった……
冰雨「あ〜あ……まだメンバー紹介していないのに1P使っちゃった……」
レムレス「じゃあ、次へ行こうか〜」