DevilMayCry 3
□M-07
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『雨だ…』
「だな。」
ダンテが数歩足を進め、幾らか瓦礫が残る足場に立った。
「…」
『どうしたの?…』
「嫌な撮影が有るんだよな…」
『ああ…頭に鉛弾くらうヤツか。』
「幾ら俺でも痛いモンは痛い。」
『あ…』
「どうした?」
『イベント撮影』
ダンテが上を見ると
「おっと…」
「ちょっと放しなさいよ…」
『ダンテ…放してあげたら?鉛弾喰らわなくて済むんじゃない?』
「そうだな。じゃ、放すか」
ダンテが手を放そうとすると
「待ちなさいよ。せっかく私の撮影なんだから協力しなさいよ。」
『「面倒」』
「…」
(…このっ)
プツリと何かが切れる音がしたと同時に発砲音が響き落ちてきた女の足を手放した。