DevilMayCry 3
□M-03
2ページ/4ページ
プラネットに入った途端ダッシュで店に飾ってあった宣伝写真を取り外した。
「ルイン?」
『何?』
息を乱しながらも応えるルイン。
「それ何?」
『ダンテは気にしなくていいの。つか、気にすんな。』
ルインが近くにあったソファーに座り、ダンテはポールで遊んでいた。
『元気だねぇ〜』
「言う事ジジくせぇ〜」
『ダンテより何百と離れてますけど何か?お父さんなんて何千だよ?』
「…」
『だから君達なんて赤子同然なんだよ。』
紅茶を啜りソファーから立つルインに合わせダンテも立ち上がる。
『行こうか。』
「おう。」
プラネットから出ようとした瞬間、扉が封印され数体の悪魔が現れた。
『ダンテ…楽しんでこい。』
「了解」
ルインに言われた通りダンテは挑発したりポールを使いながら敵を翻弄する。
ダンテが飛ばした敵はルインに飛びかかる。
『ウザいな。』
低く低く呟き殺気を纏う。
『Step back』
[下がれ]
言葉と同時にパシンっと高い音がダンテの耳に届き振り返ると
『躾が必要か?』
ニヤリと笑うルインに悪魔も泣き出す最強ハンターは悪魔と一緒に震える。
『ダンテなに一緒に怯えているのかな?』
「…」
(マジめに怖い)
ダンテに語りながらもバキバキと倒していくルイン。
『…ふぅ。片付け終了。先進んでるからね』
そう言うルインはさっさとプラネットを出た。
「ん?」
ふとソファーを見るとルインが取り外した宣伝写真があった。
「これ…」
その写真には黒い軍服を着込み鞭片手に嘲笑いを浮かべるルインがいた。
「…格好いい」
ほんのり頬を赤らめるダンテはプラネットを出た。
壁に掛けてあったショットガンを拝借するのを忘れず