小説
□片思い
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今、なんて言った?
俺のこと…好き?
「多串くんは俺のこと嫌いなんだよね?」
「―ッ///」
やっと言葉の意味を理解し顔が熱くなるのを感じた。
「あれ?多串くん、顔真っ赤だけど…大丈夫?」
万事屋はそう問いかけた後ニヤリと笑った。
「ッ大丈夫だ!!///」
俺は顔を見られまいと必死になって下を向いた。
「耳まで真っ赤だよ?熱でもあるんじゃない?」
「!!?」
万事屋が俺の顔を無理矢理上げさせ、額をくっつけてきた。
恥ずかしくて顔から火が出そうになった。
「大丈夫?♪」
俺の目の前でにっこり微笑む万事屋。
俺は思わず目をギュッと瞑った。
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