小説
□高杉誕生日
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「おーい…高杉…」
「あ?どうした?」
「どうした、じゃねーよ。何オメー、人の部屋に勝手に上がり込んでんだ、コルァ。」
「いーじゃねぇか。つか茶ぐらい出せよ」
「アホかテメー!!だから"バカ杉"なんだよボケ!!」
高杉晋助は真選組副長 土方の自室…『副長室』でくつろいでいた。
「テメ…"バカ杉"はねーだろ…」
「お前…仮にも敵のアジトなんだからよー…もう少しなんか…」
土方は大きくため息をつき頭を抱えた。
「まぁまぁ、敵とはいえ"恋人同士"なんだからよぉ、気にすんなw」
「いや付き合ってねーよ」
「…おいおい、つれねーなァ。あんなことやこんなことした仲じゃねェか」
土方に詰め寄り、そう囁くとニイッと意地悪く笑ってみせた。
土方はカァァァッと赤くなり
「い、いつそんなことしたァァァ!!嘘ついてんじゃねーよボケ杉!!///」
「ククク…ほんとからかいがいのある奴だぜ♪」
土方は高杉をきっと睨みつけたが全く動じない様子を見て諦め、深呼吸した。
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