小説
□嫉妬
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いや、ほんとに…
銀さん、そういうの辛いんですけど…
「近藤さんがな…」
久しぶりの再会だっていうのにこの子
ゴリラの話ばっかりなんですけど…
もっとさ、「会いたかったw」とか言うことあるじゃん。
「ふーん…大変だったね。」
「それでさっ…♪」
あーあー、嬉しそうに話しちゃって。
俺は適当に相槌を打ちながらジャンプに目を落とした。
「…とき、銀時!!」
「Σうぇ!?はい!!なんでしょう?」
いきなり声かけるなよ!!
びっくりしてジャンプ破るとこだったじゃん!!
心の中で反論する
(声には出せない…ι)
「話、聞いてたか?」
うわ…怒ってるよね、その顔。
いや、ほんとに怒りたいのは俺の方なんですけど。
「あー…うん。聞いてたよ。」
チラッと土方を見やり、またジャンプに視線を落とす。
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