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□0-ZERO-
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1-FREEDOM-

僕のまわりは真っ黒だ。
自分の姿も見えない。

「コレか?」

誰かの声がする。

「はやくしろ。時間がないんだよ」

ほかにもいろんな声が聞こえる。どれも聞き慣れた声だった。

「よいしょっと…」

僕のしていた目隠しが外されたがそこは暗い部屋だ…。さっきと風景があまり変わっていない。
自分の部屋じゃない。

「飲め」

渡されたのはいつものアレ。手に取ると、小さい、軽いはずなのに、ひどく重く感じる。
僕は水も使わずアレを呑み込む。
体に流れていく感じが気持ち悪い。

「あ゙ッ……」

途端に苦しみを感じてきた。僕の周りの人は全く僕の苦しみなんか気にしていなかった。
どっちかっていうと、

「もっと苦しめッ!!」

「苦しんでいるところが一番いいよなぁ!」

とか、僕が苦しむところを喜んでいる。
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