□デート
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「ったく、なんで俺様がこんなことをしなきゃなんねーんだよ」
「仕方ないですよ。跡部部長はテニス部の部長なんですし」

跡部部長はいつにも増してキレてました。

「これなんかどうですか?」
「香水…か…」
「あまり匂いもキツくないと思いますよ」
「確かに…。これにするか」
「はい」

プレゼントはすんなり決まりました。


帰りも車で、しかも私の家の前までおくってくれました。


「今日は本当にありがとうございました」
「監督のプレゼント、早く決まって良かったな」
「そうですね」

「「……」」

「跡部部長、今日はお疲れ様でした。では失礼します」
「今日は……」
「はい?」
「今日は楽しかった」

跡部部長は少し照れながら、そう言いました。

「私も楽しかったですよ」
「また、誘ってもいいか?」
「はい!喜んで」


それから私達は時々出掛けるようになりました。
もちろん、これはデートですよv


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