「はぁ〜〜〜〜〜〜〜」
空は大きなため息をついた。
「空君、今日は元気がないね。どうかしたのかい?」
何故か最近元気がない空に疑問を持った。
「ううん、なんか最近・・・兄ちゃんが以上に俺にいろいろ任せるんだ。雑用だろ?
って思う事をさ。だから、あんまり此処に来て紅茶の腕上げる事もお菓子作りに
集中できないんだ。」
「真一郎もいろいろ大変なんだろうね・・・本当に大変ならいいのだけれど
(確実に空君を俺に取られた嫌がらせだな)」
「うん!きっと大変だったからだよな!!!残りの時間で精一杯やるよ腕を磨くよ!!」
そういってまた熱心にお菓子を作る空を見て本当に可愛いと思う奏司。
優しい目で空を見る奏司。不意にその笑顔を見てしまった空は顔が真っ赤になった。
『奏司さんて本当にカッコイイよな、俺・・・兄ちゃんに憧れてたけど、
奏司さんってなんか尊敬できるのに、すっごくドキドキすんのは
なんでだろう?俺・・奏司さんの事好きなのかな?』
そんな事を思っていた空。
ぼぉ〜〜〜っと考えていたため、奏司が近づいていた事に気付かなかった。
「空君大丈夫???」
「えっっ!?!?っっっうあっ」