-1859-
□ヒバ獄の出会い
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『で?雲雀ってのはどこだ?』
『僕だけど』
『へぇ…そうかそうかお前が…って、お前が雲雀恭弥なのか!?』
『だからそうだよ』
キャンキャン煩い獄寺に、少々苛々してきた雲雀
『で?判子欲しいんだっけ?』
『そうだよっ!さっさと押せ』
『…………………』
品定めするように、獄寺を上から下まで眺める雲雀
(さっきの反応といい……)
『悪くないね』
『なんのことだ?』
『別に?いいよ、押してあげる。さっさとこっちにおいでよ』
『?ああ…』
ソファーから動こうとしない雲雀に、恐る恐る近づく
『…ほら』
グイッ
『なっ…!!!』
途端 腕を引っ張られ、雲雀の胸板に頭を押しつけられる
『///おぃっ!てめ何して///』
『…うん悪くないね』
『さっきから何言ってんだよ;意味わかんねぇんだよっ///』
『分からないの?』
『分かるかよっ!』
心底不思議そうな雲雀
そして少し考え込み…
『…1回しか言わないよ』
『…は?』