ガンダム00 パラレル長編
□ミキシング・ディスティニー 第五話
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ミキシング・ディスティニー 第五話
ニールが意識を取り戻してから・・・一週間が経過した。
相変わらず何も話してはもらえない。
それでも、ある程度は信頼してもらえているようだ。
出された食事は食べてくれているのだ。
「(もう少し、心を開いてくれたら、な。)」
窓側の席で、空を眺めながら・・・クロイツはそう思う。
学校にいる時間さえ、正直焦れったいくらいだ。
「(動けるようになれば、脱走するかもなぁ・・・。)」
少なくとも、自分はそうするかもしれない。
何であっても、ニールはテロリストだ。
仲間の事が気になるかも知れないし、人を殺す事に戸惑いが無いとも思えない。
「ふあぁ・・・。」
大きく欠伸をしながら、クロイツは空を眺め続けた。