物語

□行き違い
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買い物に行くから荷物を持ってもらおうと思ってたんだが、バレたか?


一通り買い物を済ませ、ぶらぶら歩いていたら前方に見知った姿があった。


天后も来ていたのか。


天后の姿を見つけ駆け寄ろうとした。




出来なかったが。




なぜ騰蛇が居る?
用があるのではなかったか?


騰蛇は小さな袋を天后に見せながら笑っていた。


その瞬間。何だか分かってしまった。あれが天后へのプレゼントだと。


まだ少し買い物をする気だったが、そんな気は失せた。

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