物語
□ペアの紅葉
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時は平成。
今は、１１月の３連休の初日。
安部家のリビングにて。
｢青龍や、天后と恋仲なのであろう？｣
｢…、だから何だ｣
眉間の皺が深くなる。
｢せっかくの連休を恋人とデートせずにどうする｣
｢…｣
｢じゃから、ほれ。お金をやるから、今から天后とデートに行ってきなさい｣
｢だが…！｣
｢今日は白虎や六合がおる。大丈夫じゃ。 それに、天后も寂しがっておったぞ｣
｢…。分かった｣
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