物語
□異変
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「おい神将。随分機嫌が悪いな」
「あんたが連絡もなく突然来るからだ」
物の怪は昌浩(高淤の神降臨中)と雑談中。
「良いものを見つけたのでこの子供に見せてやろうと思ってな」
「それは何だ?」
物の怪の眉間に皺がよる。
「お前に教えるつもりは無い。これに伝えておけ、“明日一人で貴船まで来い”とな」
そう言い残し神は貴船に帰って行った。(チャンチャン)
「って終わるかー!」
と物の怪が騒ぐので話を続ける事にする。
◇ ◇ ◇
「……昌浩。お前今日物忌みだったよな?」
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