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□春、目指すのは
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最近の日課となったのが、六合に勉強を教えてもらう事だ。

六合とは風音の一つ年上の大学生。
風音は六合と一緒の大学に入るべく勉強に勤しんでいるのだ。

「Xが…こうで」
「うん」

ちらりと横目で見た六合は短い髪でそれなりにしっかりした身体である。
目は悪くないのだろうが、勉強時などは眼鏡を掛ける。

「どうした?」

視線に気付いた六合が声をかける。

「ううん。何でもない」
「そうか」

視線をノートに戻し、勉強を開始する。



一段落着いたところで、一旦休憩に入る。

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