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□目撃。そして
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家の仕事をすべて終えた紅蓮が、居間にいた勾陣の許へやって来た。

「終わったのか?騰蛇」

ソファに座っていた勾陣を背後から抱きしめた。

「どうした?」
「疲れた」

首筋に顔を埋め息を吐き出す。
そんな紅蓮をものともせず立ち上がった。

「しょうがないから茶でも淹れてやる」

一瞬考える素振りを見せてこう言った。

「キスしていいか?」
「は?」
「勾とキスしたら疲れなんて吹っ飛ぶ」

人の悪い笑みを浮かべて、勾陣の腰に腕を回した。

「おい」
「誰も居ないから良いじゃないか」

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