図書

□決意と想い
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木曜日の夜。居間にて。

「ねぇ、紅蓮!遊園地行こ!」
「はぁ?どうした突然」
「金曜日がね休みになったんだよ!だから彰子誘って4人で行こうよ」
「分かったよ。…おい。4人ってあと一人誰だ?」
「誰って勾陣に決まってるじゃないか」

昌浩は何言ってんだよ。と真面目な顔をして言った。

「ああ。なら諦めろ」
「訊かなくて良いの?」
「訊かなくてもそれくらい分かる」
「ずいぶんと失敬だな、騰蛇」
「勾?!お前いつから」

先程まで居なかった者が真後ろにいたら驚くだろう。

「昌浩、私で良いならお供する」

それに驚いたのは紅蓮だ。

「お前用事があるんじ…んぐ!」

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