図書

□逆転
1ページ/4ページ

もはやシリーズ化しそうな勢いであるが、今日の晴明は違った。
ただ小さくなっていたのは勾陣なかったのだ。

今日、何故か騰蛇が部屋から出てこない。
晴明に訊いた所いやーな笑顔を浮かべいたので居ることは間違いない。

「騰蛇?」

ドア越しに声をかける。
返事はない。が気配はある。
ドアを開けようと手を掛けた時。

「あけるな!」

初めて向こうから返事があった。しかしその声は、部屋の主よりもかなり高い。
不信に思いドアを開けた。
そこに居たのは騰蛇で間違いはない。

「お前、騰蛇か?!」

.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ