書物
□クリスマスの悲劇
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時はクリスマス当日。
プレゼントを渡したり、
一緒に過したり。
恋人達が幸せな日。
だが、クリスマスには似合わない泣き顔の女性が一人。
「…どうしましょう」
天后は砕けている硝子の小さな置物を目の前にして佇んでいた。
これは恋人である青龍に贈るプレゼントだった物。
もうすぐ青龍が家に来る。
プレゼントを買い直す時間は無い。
―ピンポーン
青龍が来た。
だが気が動転している天后は気付かない。
「天后?」
呼び鈴を押しても出てこない天后を心配し中に入って来た。
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