物語

□勘違い
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なら、と騰蛇は立ち上がり天一の頬に手を添える。

「こうやっ…っ!」

後ろからもの凄い殺気を感じる。

振り向く事も出来ない騰蛇の肩に手が置かれる。

「とーだぁ?何してんだ?」
「す、朱雀。これはだな…」
「貴様俺の天貴にキスしてんだ?」
「朱雀それは違いますよ」

天一がやんわり否定する。

「はぁっ?どう違うのだ?天貴」

実は…と、騰蛇の事から今の状況説明をする。

「…なるほど、すまなかったな」

まったく反省の色が見えない、がそこはあえて突っ込まない。

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