物語
□勘違い
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「そういう訳でもないんだが…」
ちょっと付き合え、と昌浩を自分の部屋に連れこむ。
「実はな…」と今日の出来事を話す。
「それってさ、学食に遅れた事に怒ってるんじゃない？」
「あっ！なるほど」
手をポンと叩いて勾陣の部屋に向かう。
「勾！学食に遅れたのが悪い…」
―バンッ
ドアの前に立って話していた騰蛇の顔面に勾陣が開けたドアが直撃。
「ったぁー」
「違う。もう一度考え直せ」
そう言ってドアを閉められ。
◇ ◇ ◇
一階リビング。
今度は一人でうんうん唸っている。
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