物語

□クリスマス
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「天一はやっぱり朱雀君とクリスマス過ごすの?」

それはクラスメイトから言われた一言だった。

「くりすます、ですか?」

神将である天一は“クリスマス”を知らない。

「うん。12月25日がクリスマスだよ。その日は好きな人と一緒に居たり、プレゼントの交換をしたりするんだよ」

天一は転校してきたその日から、普通は知っていそうな事を知らなかったりするので、友人達は自然に教えてくれる様になった。

「そうですね、朱雀に予定がなければ一緒に居たいですね」

と笑う天一の笑顔はまるで天使だ。

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