銀魂 短い夢

□君へのラブソング
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泣いている………





気づいたのは腕から抜け出し、背を向けた主の肩が震えているのを見てからでござった。


泣いている理由がわからぬ。


もしや後悔しているのでござろうか……







初めてを拙者など、人斬りなどに捧げて






どうしたものか、とそっと肩に触れ覗き込んで見ると、潤んだ瞳と視線が交わった。










『どうしようもなく……好き』








それだけ呟くと軽く唇が触れる。







離れた後に聴こえた音は


どうしようもなく愛しい







自分へのラブソング―………




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