kissよりも言葉をください
□弐話
1ページ/1ページ
『(ねぇ・・貴方が、私を見ていないって事知ってても、私、いつかは、分かり合える
そう思ったから、ずっと貴方に言い続けてきたのよ。
でも・・貴方には届かないのかな?
私の気持ちが迷惑でしたか?
お願い・・そうならそうと言ってよ。
じゃないよあたし達きっとだめになってしまうわ。)』
+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*kissよりも言葉をください。+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
『(ねぇ・・隊長。
私達は何故出会ってしまったのでしょうね?
何故・・・・貴方の心は私の方を見てくれないの?
貴方の心は、あの子のほうにあるの?
もしそうだったなら、何で、はっきり言ってくれないの?
あたし・・馬鹿だから期待しちゃうじゃない。
ねぇ・・・貴方は私をどうしたいの?
私、貴方に気持ちを伝えられたから、もういいってそう思いたかった・・・。
でもね、やっぱり貴方からちゃんと言葉を聴きたかった。
私、貴方に・・・)』
[〔貴方に〕父上と母上がお会いしたいと。]
『・・・分かったは・・・。』
「〔貴方に〕俺は!!」
『もういいの・・もう・・気持ちを伝えることは出来たから。』
[・・・?]
『今行くは。』
そう言って、恋は十番隊舎を後にした。
『失礼します。
お久しぶりでございますね。
母上殿、父上殿』
{あぁ・・・}
〈そうね・・・。〉
『(やっぱり変わっていない。)
話とはなんでしょうか?』
{・・・戻って・・こない?}
『・・・?!
どう・・して?』
{分かったのよ・・貴方がいないと、私達は。}
『申し訳ございませんが、そのお話はなかった事に。』
{何故?}
『私は、もうあなた方のお屋敷に戻ることはございません。
今も、そしてこれからも。』
[貴様、親の顔に泥を塗るき『なんといわれても、戻りません。』
[{・・・。}]
『では・・失礼します。』
恋は、話し終えるとまた十番隊舎へ戻って行った。
「お前・・話してるんじゃ。」
『いいのよ。』
「よかねェだろう。」
しばらくの沈黙が続いた・・・・。
が、その沈黙を破ったのは恋だった。
『帰って来いって言われたは。』
「なら帰ればいいじゃないか?」
『嫌よ。私は帰らない。』
「何故だ?」
『嫌気が差すのよ。』
「お前自分の親だろ?」
『それでも・・それでも私は!!
日番谷に言われてか、とうとう恋は、怒りと憎しみに耐え切れなくなってどなってしまう。
私を捨てた親を許せない。
都合のいいように扱う親が許せないの!!』
「お前・・。
今何て・・・・?!!」
『私は一度、捨てられたのよ。
あの人たちに。』
あとがき
恋の過去には何が?!!
次の話でその内容が明らかに!!