kissよりも言葉をください

□九話
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『(ねぇ・・どうしてキスしたの?



気の迷い本当に?



だったらキスなんてしてほしくなかった。



私、日番谷隊長が好きだから好きで居てくれなくても言いって思った。



でも、やっぱり悲しい、寂しい、辛いよ。



どして私は日番谷隊長に恋したの?



私が貴方に言った言葉は決して偽りなんかじゃなかったのに。



日番谷隊長は、冬獅郎は気まぐれでキスなんて出来るの?



私は出来無い。



だって日番谷隊長が好きだから。



この気持ちを書隠し通す事なんて出来無いんだもの。



でも。



日番谷隊長が私を愛してくれないって事知ってるから。



本当は気付いてたんだ。



日番谷隊長の心が私に無い事を・・・。



日番谷隊長の瞳に私が移ってない事も。



私を思っていてくれてないことも全て。



だから。



そのために。



日番谷隊長の幸せのために私は身を引きます。



だって日番谷隊長の事が好きだから。



好きな人には、幸せになってもらいたいじゃない。



だからね・・・。



だから私は日番谷隊長をあきらめる。



でもね・・・



でも決して悲しいわけじゃない。



別れは・・



別れは悲しい事ばかりじゃない。



そう言って教えてくれたのは日番谷隊長・・・貴方でした。)』



恋は思い出していた。



日番谷が教えてくれた事を。
 

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