妖精の譜歌〜The ABYSS×elfen lied〜

□Episode,3【真夜中のキャッツベルト】
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――100キロ、クリア。


  うう、もうやだよぉ……もうやめてよぉ!


――150キロ……

  
  やだやだやだやだやだ!! もう痛くしないでえ!!


――スタート。


      ガンッ!!

  
  ぎゃあァッ……!!

  
――17番、150キロクリア。

――17番もなかなかタフだなぁ。
  俺だったら、あんなデケェ鉄球、もろに当たったら死んじまうもん。

――うわあ……痛そう……
  これって犯罪じゃないのかな? あの子、まだ5歳でしょ?

――同情は身を滅ぼすぜ、イケヤ君。
  あいつらは人間じゃないんだ……エンリョはいらねえさ。
  

――ソノダ君の言うとおりよ。
  幼女とは言え、17番がすでにベクターを扱えるのは知っているでしょう?
  遠慮なんかしていたらこっちが殺されてしまうわ!


  ああぁ……許して……
  もう許してよぉぉ……
  なんでこんなことするの?
  私、何もしてないのに……


――死にたくなかったら貴女の力でなんとかすることね……
  次、200キロ。


  やだやだやだぁぁ!!
  もう痛いのやだああああああ!!


――スタート。


  いやああああああああアアアアアアアア!!!




  
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