06/09の日記

15:11
意味不明な突発的ヒル魔サンSS
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その日一日の授業を終えて独り電車に乗り、読み途中だった小説片手に座っていると段々物語の世界へと惹き込まれていった。




いつも最初はそう。



だけどいつの間にかで私の意識は物語の世界から夢の世界へと移り変わっていた。





ほどよい暖かさに、ゆっくりと揺れる車体…




電車の揺れる音も今の私には心地よいものでしかなくて…





今、自分は夢の中にいるって自覚はしているのかな…



きっとしているんだろうね




居るはずもない貴方の温もりを勝手に隣に感じているんだから…














夢の中に居ても時はちゃんと進んでいて、着実に降りる駅へと向かっている



そんな中にふと、懐かしい…
私の好きだったあの香りが鼻を擽った






「妖…いち…」





居るはずもない貴方の名前をそっと呟けば頭に優しい手の感覚がした



とても優しくて、懐かしくて、夢の中に居ても涙が頬を伝うのがわかった





幼い頃家が近く、いつも一緒にいた…


でも私は身体が弱くて遠くの街へ引っ越さなくちゃならなかった


大好きで大好きで離れたくないと行って泣いた


でも妖一が「絶対また会える」って言ったから…




あれから十年と少しが経ち、私はまたこの街へ帰ってきた。




妖一はもう私を忘れてるかな…
会いたい…


そんな思いで私は今日も夢の世界へと身を委ねる…















終わり



意味不明!!
突発的に書いてしまいました(>_<)

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