甘い囁きT
□運命 甘い気持
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「自分が信じたい奴だけの言葉を信じりゃ良いだろ。他の奴を気になる必要はない」
「……………」
「…俺は受け入れる」
神田の言葉にシェイラは目を見開き一瞬驚いた様な表情をしたが、直ぐに元の表情に戻り笑い声を上げた。
「ははは♪お前っお前まじ最高っ!」
「…ッチ//!」
笑うシェイラに神田はまた暴走してしまったと激しく後悔した。
「そんな、まじで答えてくれるとは思わなかった」
「テメェ…」
「怒んなって。それぐらいアレンを思ってくれてるって事だろ?」
「…ッチ…」
「ユウ〜かっこいいさ!惚れちゃったvvVv」
「殺すぞ糞兎!」
「ぎゃぁ!嘘だから!」
神田はラビの胸元を掴み兎狩りを始めた(笑)
(…受け入れるか。まさかそんな事を言うとはな…まじでこいつかもしれねぇ…アレンの…)
「ぃたた…ん?シェイラどしたん?」
神田を直視するシェイラに気付いたラビ。
「まさかユウに惚れちゃった訳〜?」
―ブチ
「糞兎がぁ!殴られてぇのかゴラァ!」
ラビの襟元を掴み今にも襲いかかりそうなシェイラ。
「誰があんなヘタレに惚れるか!世界が終るわハゲ!」
シェイラの剣幕にラビは自分の発言を激しく後悔する(笑)
「誰がヘタレだ!」
「テメェ以外に誰がいる」
「テメェ…」
「!!ゃべ!次、狸じじぃの講義だった」
ラビの襟を離しじゃぁなとシェイラは急いで講堂を出る。
ラビは助かったと、二度とあんな事を口にしないと誓った。