鬼の華

□鬼の華×5
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この一族は
どうかしている





とても長い時間、
ここに仕えてきて…いつもそう、思い直す。


護り鬼だなんて、私を呼ぶが…

一族なんて知った事ではない。






愚かな一族。
哀れな人間。




やり直す機会は何度となくあったのに

目に見えて形で表れていたのに






もう遅い。

己らが選択したのは破滅への道。



笑っているがいいさ、今は存分に。

気付かないんだろ?
刻一刻と迫る、死への足音にも─…






鬼の私が、最期まで見ていてあげますよ。







さぁ、鬼だらけの晩餐会を始めましょう─


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