ひとりごと

妄想や書きかけの文など。腐向け注意
◆番外編か本編か 

真田王子に書道教える古本屋柳さんの話。
漢字を教える一貫ということで。
さすがに全部の漢字教えるのは時間がかかりすぎるので、王子に必要そうな漢字だけ教えることに。
まずはお互いの名前。
次に「王子」「人形」「本」「金」「計算」「確率」


色々書いてきたが、一番重要な言葉の書き方を教えてもらっていない。

「蓮二…“記憶”とはどのように書くのだ?」
「……それはお前に必要な言葉か?」
「当然だ。俺にとっては最も重要なものだ。お前も俺の記憶がないと調べるのに困るだろう」
「いや、とくに困ってないが」
「そんなはずはないだろう!」

「弦一郎…それほど取り戻したいものなのか。しかし、残念ながら今の俺には教えられない」
「なぜだ!?」
「書きすぎて手が疲れてきたから、かな。ほら、震えているだろう」
「……蓮二」
「今日はここまで。さて、片づけようか」

「蓮二。いつか教えてくれるか?」
「お前が“それ”を取り戻すまでには、教えるつもりだ」
「そうか……すまんな」

2014/10/16(Thu) 10:44

[コメント書込]

[戻る]
[TOPへ]
[カスタマイズ]



©フォレストページ