ひとりごと

妄想や書きかけの文など。腐向け注意
◆測り難きは人心 

柳さんに言ってほしい諺No.1です(笑)
データを扱うのに長けた人でも、人の心ばかりは測り難いと思ってればいい。

次の文のテーマは秋の空にしようと思ってます。
タイトルは「秋の空と同じ二人」がいいだろうか…
「女心と秋の空」よりも昔から「男心と秋の空」という諺があったんだそうです。意味はだいたい同じだけど男女でニュアンスが違ってて面白いです。

2014/10/14(Tue) 12:04  コメント(0)

◆太陽神と吸血鬼 

今月末はハロウィンということで思い浮かんだ話。
・・・・
太陽の神様は、馬車に乗って世界中を照らしてくれます。
太陽神のおかげで、人々や動物、植物たちは凍えずに明るく生きられるのです。

ところがそれを快く思わない者達がいました。
夜を生きる者達の一種…吸血鬼。

太陽神の仕事が多いほど、吸血鬼は活動時間が減ってしまいます。
このままでは出歩く人間や動物たちの生き血も吸いにくくなり、命にかかわるだろう。

そこで、一人の吸血鬼の男が、東の果てにある太陽神の住処へとやってきました。
太陽神を休ませるために。

「このままでは我々は食糧不足で死に絶えてしまう。仕事をするなとは言わないが、仕事の時間を減らしてもらえないだろうか。貴方も毎日世界中を回り、疲れてらっしゃるだろう」

太陽神は悩みました。
夜を生きる者のために譲歩してしまえば、昼を生きる大勢の者たちに悪い影響を与えることになる。人間の食糧や神への捧げものも減ってしまうだろう。

悩める太陽神に、吸血鬼は話を続けます。
「もともと冬は実りの少ない季節だ。その頃なら貴方の時間を減らしても問題ないだろう」

「なるほど…」
ここで太陽神と吸血鬼の意見は一致しました。
太陽神と吸血鬼は、季節ごとに仕事の量を変えること。

「わかった。全体の仕事量を減らすことはできないが、冬の仕事を減らす分、夏に回そう。他の神にも伝えておく。これでいいか?」
「充分だ。感謝いたします、太陽の神よ」

2014/10/10(Fri) 12:43  コメント(0)

◆予定は未定 

↓の妄想メモですが、矛盾点が多々あるので実際に書くとしたらそのへん変更すると思います。
あまり考えずに書いちゃったので^^;

2014/10/04(Sat) 19:37  コメント(0)

◆王子と×× 

先日書いた最終回(仮)に持ってくには、王子に記憶を取り戻させる必要があります。
魔法使いがかけた呪文は、あくまでも現実世界にいる王子の無事を保証するためであって、元の世界に戻るための呪文ではない。彼が元の世界に戻るためには自分の意志と周りの協力が必要。

・・・・・・
昔々、ある時代のある国の話。


王子様がシンデレラと結ばれるのを不服に思った、××という者がいました。
自分のものにしてしまうために、××は王子様を連れ去り、代わりに自分で作った彼そっくりの人形を置いていったのです。「もういらないから」と。





魔法使いには囚われの王子を連れ戻す力はありませんでしたが、魂を移動させることはできるのでした。

王子の人形を通して、もう一つの世界の人間が作った人形に魔法をかけます。
王子の魂を宿らせる呪文を。
「どうしてこちらの世界の人形に宿らせないんだ」と従者は聞きましたが、どうもこの人形にはそういった呪文が効かないのだそうです。


一方、囚われの王子様。
最初はなぜ捕まっているのか理解できず混乱していましたが、狙われる心当たりはあったのですぐに落ち着きました。
そして冷静に色々と考えた結果、考えるのをやめることにしたのです。
「意識を完全に無くしてしまえば、拷問されようが魔法をかけられようが、余計な事を話さずに済む。我が国に悪影響を与えずに済む」
国民や部下、家族について考えた王子様は…舌を強く噛んで、その場に倒れてしまいました。

気絶した王子の魂は身体から抜けて彷徨い、ある場所へと吸い寄せられていきます。
まるで魔法をかけられたように。


魔法使いは従者に言いました。
強い魔法には代償を伴う。
王子が戻るまで、国の者は全員眠りにつくことになる。
ただし一人だけは人形を守るために起きていなくてはならない。

従者は答えました。
「主のいない世界など、俺にとっては死んだも同然だ。それに…王子の苦しみを背負うのも、従者の役目だと思っている」

そうして魔法使いによって一時的に不老不死となった従者は、人形を抱えながら今日も一人この城を守っています。
王子が戻るその日まで。

2014/10/04(Sat) 18:33  コメント(0)

◆跡部様誕生日ですが 

空気読まないで蓮華について考えるぜ!

でも跡部が出る話については考えてます。人形シリーズの方。
ちょこっとセリフだけ書きましたが…ある人物が王子の記憶を取り戻すため、跡部にガラスの靴を探すように依頼します。彼は本物を知る男だと思ってるので充分信頼できるかと。
一応重要なポジションなのでいつ出すか迷います。
真田とも絡ませたい。

2014/10/04(Sat) 17:29  コメント(0)

◆従者と魔法使い3 

「それで、できるのか?」
「もう一つの世界のお前さんら次第じゃな」
「この方法しかないのか」
「少なくとも、王子が生き延びるにはこれしかないぜよ」
「…わかった、始めてくれ」

従者の許可が下り、魔法使いは別の呪文を唱える。

目を開けた王子の人形に手をかざす。しかし、魔法使いが見ているのは目の前の人形ではなく、別の世界…従者にはまったくわからない世界だ。

チチンプリプリ
ピヨピヨ プピーナ
プピーナ イルジオン!

「これでよし、と」
「おい、魔法使い」
「何じゃ?」
「何も変わってないように見えるが…」
「俺が魔法をかけたんは、こいつじゃのうて別の世界の王子ぜよ」
「…俺にはよくわからないが、これでいいんだな?」
「疑り深い男じゃな…仕方ない、失敗しとったら城の牢に入れるなり首を斬るなり好きにしてくれて構わん。できる限りのことはやったつもりじゃ」

そう言った魔法使いは不敵な笑みを浮かべて、真剣な眼差しで人形を見下ろしていた。

「人形の王子はどうすればいいんだ?」
「おっと、うっかり忘れるところじゃった…こいつが壊れたら王子は戻ってこんから、気を付けて扱うようにな」
「…そういう重要なことをうっかり忘れないでくれ」
「すまんすまん。ついでにこいつにも魔法をかけとくかの〜」

チチンプリプリ
プピーナ ハルデン!

「これでこの人形は壊れにくくなった…うーん、疲れた。さすがに呪文使いすぎたぜよ。今日の魔法はここまでじゃな」
「…そうか。ご苦労だった」
「用が済んだらさっさと帰ってくれんか。もう眠たくてたまらん…」
「わかった。何かあったらまた来よう。それでは、失礼する」
「ん〜、おやすみ…」

魔法使いはふらふらとベッドへと移動し、突っ伏してそのまま寝てしまった。


ふざけた呪文と口調だったが、自分が使う魔法には真剣だった。
少なくとも魔法に関しては信じてもいいだろう。

そう思いながら、従者は王子の抜け殻を抱え、城への道を歩いていった。


・・・・
呪文の最後の部分は英語をローマ字読みしたものです。動く、イリュージョン、固まる。
仁王の口調めんどくさかった…

2014/10/03(Fri) 11:53  コメント(0)

◆従者と魔法使い2 

「もう一つの世界…本当に存在するのか?」
「魔法があるんじゃからそのくらいあってもおかしくないぜよ」
「…その理屈はおかしいと思うが」


魂のある生物を魂のない非生物に変えることは、いくら魔法でも不可能だ。
魔法使いは本を開きながら従者に告げた。

「それならばこの現象はどう説明するつもりだ」
「そうじゃな…試しに起こしてみるかの」

チチンプリプリ
プピーナ モーヴェ!

キノコの飾りが付いた杖で、不思議な呪文を唱える魔法使い。

「うーん、おかしい…まったく動かんとはどういうことなんじゃ?」
「何をしようとしたんだ?」
「魂のあるものを動かす呪文ぜよ」
「今の変な言葉は呪文だったのか…動かないと言うことは、つまり…抜け殻になっているのか」
「その通り。魂も本当の身体も、さっき言ったもう一つの世界にある。どうやったのかは魔法使いの俺にもさっぱりわからんし、どうにもできんが…」

魔法使いが首を振ったのを見て、従者の顔色が青くなった。

「そうか…ありがとう、報酬は3日後に送ろう」

諦めて家を出ようとする従者…だったが

「ちょっと待ちんしゃい。まだだめとは言っとらんじゃろ!」

話はまだ終わっていなかった。

「どうにもできないと言わなかったか?」
「言った。たしかに俺にはどうにもできん…しかし、可能性が一つだけあるぜよ」
「本当か!?」

従者の顔色が少しだけよくなり、興奮して頬が桃色に染まった。

「まあまあ落ち着きんしゃい、お役人さん。ただな…こいつはかなりリスクが大きく、時間がかかる。俺だけじゃなく、お前さんらの協力も必要な方法。聞きたいか?」
「当然だ。それに…どんな方法でも、王子が助かるならそれでいい」
「…言ったな。覚悟しときんしゃいよ。その方法ちゅうんは…」

2014/10/03(Fri) 11:52  コメント(0)

◆↓の解説 

幾つか考えていた最終回のうちの一つ…人形の消滅。

シンデレラの王子が幸村や柳のいる現実世界に存在していることは「シンデレラ」の世界と現実世界にとって良くないとわかり、戻らなくてはいけなくなってしまった。

「シンデレラ」では話が途中で止まってしまい、現実世界では存在するはずの「真田弦一郎」がいなくなっている。

2014/10/02(Thu) 17:44  コメント(0)

◆パラレル番外:物語の終わり 

「やはり俺はここにいるべきではなかったのだ」

シンデレラの王子は黒い瞳で二人の男を見つめていた。

王子の身体は、人間になったあの日と同様に、黒色のオーラに包まれている。


「世話になったな、蓮二」
「気にしなくていい」

古本屋の青年は、王子のために精一杯笑って見送ると決めていた。
これでいいんだ、と己に言い聞かせて。

「幸村…俺がこうして無事でいられたのはお前が大切に扱ってくれたおかげだ。感謝している」
「フフッ…どういたしまして」

対称的に、人形屋の青年は今にも泣き出しそうな顔で王子を見送ろうとしていた。
本当は行ってほしくない、と今でも思っている。しかし、引き留めることもできずにいる。


「これで本当に、さよならか…」

王子は古本屋が呟くのを俯いて聞いていた。
顔は見えないが、どんな顔でいるのか二人の青年には想像がついている。

「泣くなよ、真田。泣きたいのは俺達の方なんだよ」
「自分の役目を果たさなければならない、そう言ったのは弦一郎ではないか」
「ゆきむら…れんじ…」

「「いってらっしゃいませ、王子様」」

二人の温かい言葉を聞いた王子は涙まみれの顔を服で拭い、顔を上げた。

「…ああ。ここに来たのは間違いだったかもしれないが、幸村や蓮二に会えたことは間違いではなかった。今でもそう思っている…」

 ありがとう

そう伝えたいのに、うまく続きを言うことができない。
それでも目の前の二人には伝わっていた。

「向こうの"蓮二"にもよろしくな」
「…幸せに暮らしなよ」

笑いながら声をかける古本屋も、そっけない人形屋も、心の奥では満足していた。
別の形で「真田弦一郎」は存在し続けるとわかっているから。


「さようなら」

誰が言ったのかはわからない。

二人の耳にその声が届くとき、王子は目の前から消えた。

元いた世界で、シンデレラと結ばれるという役目を果たすために。

2014/10/02(Thu) 16:24  コメント(0)

◆パラレル番外編:従者と魔法使い 

人形シリーズ(パラレル)のさらにパラレル。従者柳と魔法使い仁王の話。
・・・・

[marionette-0]


昔々、ある時代のある国の話。

大きなお城から遠く離れた森の中に、魔法使いの家があったそうな。

コン コン コン

その家を一人の男が訪ねたんだと。

「魔法使いよ、ここにいるのだろう?緊急事態だ、出てきてくれ!」

扉をノックした男はこの国の王子の従者。
城内外の者から魔法使いの話を聞いてここまで歩いてやってきた。
綺麗に手入れされた服は今や土埃や尖った草木で、すっかりボロボロになっておった。


従者の呼びかけのせいで、昼寝をしていた魔法使いは目を覚ます。
欠伸をして身体を伸ばして、よっこらしょ、と寝床から出た。

「せっかく寝とったのに、うるさい奴じゃな…」

銀色の髪の毛を手櫛で解いて紐でまとめて、魔法使いの男はようやく扉を開けたんじゃと。


「ふわぁ〜…なんじゃ、城のお役人さんか。ここはお前さんみたいなもんが来る所じゃないぜよ。帰った、帰った!」

魔法使いは手を振って追い払おうとしたんじゃが、従者はちっとも帰ろうとせんかった。

「お前が城嫌いなのは知っているが…王子が大変なことになった。頼みたいことがある。報酬はいくらでも用意しよう」

従者があんまりにも真剣なもんで、魔法使いもただごとではないと思ったらしい。

「…王子って、あのごついゴリラみたいな男らしい男じゃろ。魔法使いの俺に頼むことと言ったら呪いをかけるか呪いを解くか…あの王子に呪いでもかかったんか?」
「さすがに察しがいいな、魔法使いは…その通りだ」
「で、その報酬とやらは口止め料も入っとるんじゃろ?金には困っとらんから、別のものにしてくれんか」
「変身魔法の材料だな。手配しておこう」

従者も魔法使いも頭のいい男だったもんで、初対面とは思えんほど話はあっさり進んだもんじゃ。
似た者同士だったのかもしれん。


「で、今から城に行かんといけんのか?かったるいの〜」
「…いや、その必要はない」

冷静な表情から苦しみの表情へと変わった従者は、背負っていた鞄から何かを取り出した。

「王子は…ここにいる」

鞄から出してきたのは、黒くて大きい箱。赤ん坊が入るか入らないかくらいの大きさじゃった。

「お前さん、いくらなんでもそれはないぜよ…」

魔法使いは呆れた様子で従者を見たが、従者は何も言わずに魔法使いに箱を差し出す。

しょうがないので魔法使いも何も言わずに、箱の蓋を開けたんじゃ。


箱の底には柔らかそうな布が敷き詰められている。その中に入っていたのは

「…こいつは厄介じゃな」

気品のある服を身に纏う、「ごついゴリラみたいな男らしい男」…紛れもない、この国の王子様。

そいつが目を開けたまま動かない状態で、箱の中で横たわっておった。


まるで、人形のように。


・・・・
昔話っぽい口調にしてみました。
柳も仁王も賢いと思ってるのでこんな会話に。魔法使い仁王はイリュージョンも魔法でやってるんだと思います。
「シンデレラ」に出てくる魔法使いはあくまでもシンデレラの味方であって、国や王子の味方ではないと思ってます。でも悪い魔法使いじゃないです。

2014/09/28(Sun) 11:50  コメント(0)

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