言葉の垣根
□内なる「目」
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人は、目で見ないと味も分からない
人は、目で見ないと信じることもできない
そうだろうか?
否。
目を閉じて感じる風の肌触り
目を閉じて聞く音楽の広がり
ほら、、、
目を開くことの不自由さに
気付いたかい?
なによりもね、
目を閉じると
自分の内側がぼんやりと
透けて見えてくるんだ。
そうやって内側から見る外の光は
少し嘘っぽくて
でもかなり明るい。
そうだろう?
目なんか使わずに
自分を通して見る世界は
広くて
大きくて
果てしない
手を伸ばして
耳を澄まして
触れてごらんよ