□unconsciousness
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死んでも死んでも
貴方を忘れられない僕を
どうか笑って



unconsciousness



「っ、くっ…」

軋む骨に、顔が苦痛で歪む。
鈍い水音が、室内に響いて、聴覚を刺激する。

「は、るきっ…」

名前を呼ばれて、ズンと下腹部がウズく。
無意識に締め付けた様で、気に食わなかったのか京さんの手がグッと俺の首を絞めた。
声にならない言葉で謝罪して、また京さんに意識を集中させる。

「きょ、さ…っ」

緩められた気道から声が出た。
瞬きをしてクリアになった視界に見えた金髪。
思わず呼んだ名前に、京さんは稀に見る程の、逸そ神々しい程の柔らかな表情をした。
どうしようもなく愛しくなって、このまま死んでしまいたくなって、腕を伸ばす。
珍しくその腕を取って自らの首に腕を回させてくれる。
二つ折りにされた状態でのその姿勢は酷く辛かったのだけれど、それ以上に京さんにくっつきたくて、必死にしがみ着いた。

愛してるなんて言葉で、足りない。
逸そその手で殺して欲しい程に、貴方を愛してる。









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