PKSP

□愛し君へextra2
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「う〜ん・・・Excellent!!この木の実、とても質が良いよ!」

「・・・あっそ。」



バスケット持参で木の実採ってく後輩とか、嫌だろうなぁ先輩。



オレたち三人がレッド先輩を訪ねてきたのには、一応訳がある。・・・て威張って言える理由じゃないけど。



前にオーキド博士に呼ばれて来た時、オレたちはレッド先輩の家に泊めてもらった。広い家に、先輩は独りで住んでいることを知ったサファイアが、寂しくないのか、って訊いたんだ。



そしたら、「寂しいから、遊びに来てくれて嬉しいよ」って、先輩が言ってくれた。



だから、先輩が寂しくないようにって、訪ねてきたんだけど・・・。



ねぇ、言っていい?



二人とも本気でそうだと思ってるみたいだけどさ、オレらが気を遣わなくても済むように言ってくれただけじゃないの?



つーかそもそも、先輩って、いつも家にいるわけでさえないし。



もし本当だったとしても、お前らやり過ぎだろ!!



ルビーはさっきから木の実回収してるし、サファイアは来るなり「バトルしてくれ」って言って相手してもらってるし!!



そのうち嫌われるぞお前ら。



オレは先輩にどう思われてんだろう?一緒くたにされてたら嫌だ。



オレはコイツらに無理やり引っ張ってこられたんだ!!



「ほらエメラルド、見てよこのモモンの実!!これでポロックを作れば、きっとCOCOも喜んでくれるよ!!」

「・・・お前、採りすぎじゃね?」

「大丈夫大丈夫。だって、『好きなだけ
採っていっていい』って言ってくれたの、エメラルドだって聞いてただろう?」

「だからって好き勝手すんな〜〜!!」



もう何なんだよコイツら!!



「ちゃも、『ブレイズキック』ったい!!」

「ピカ、かわして『でんきショック』!!」



・・・あっちはあっちであんなだし。



「サファイアったら・・・。来るなり『バトルしてくれ』だなんで、失礼じゃないか。」



「お前もな。」



・・・似たようなもんだろ、お前ら・・・。
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