不思議

□バビロンの空中庭園
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この空中庭園はメソポタミア地方、バビロニア帝国の首都バビロン
(現在のイラク、バグダッド辺り)の王、ネブカドネザル2世によって
紀元前600年頃に建設されました。
この当時、バビロンは「世界一の都」と言われるほど栄えていた。


この空中庭園は縦、横125mの基壇の上に
5段の階段状のテラスがあるピラミッド型の建物で
高さは105mにもなると考えられている。
庭園の各テラスには様々な植物が植えられており
鑑賞用植物だけでなく、野菜や香辛料なども植えられていたという。
またテラスからテラスへの移動は階段を使っていたという。


空中庭園を建設する事になったきっかけは
王妃アミティスがバビロンの砂漠の気候に
慣れることが出来ずにいたので
ネブカドネザル2世が王妃の故郷に似せた
緑の豊かな場所を造ろうと考えて建設したとされています。


この庭園は名前の通り空中にあったわけではなく
遠くから見た時、あまりの大きさに
空中から吊っている様に見えたので「空中庭園」と言われており
他にも「架空庭園」「吊庭」などと呼ばれていたという。


このように訪問者を驚愕させるほどの
すばらしい庭園だったのだが、この空中庭園の謎は
どうやって水を最上部まで配給しているのかという点で
近くのユーフラテス川から汲み上げた水を使っていた事は
間違いないと考えられているが
給水システムについて詳しいことは判っておらず
有力説として大型の水車を各フロアに設けて
それを使って上段のフロアへ汲み上げたのではないかと考えられています。


その後バビロニア帝国は紀元前538年にペルシャ軍によって征服され
その時に空中庭園も破壊されて現在は残っていません

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